SAKOTSUです。
転職が当たり前になっている昨今ですが、転職が本当に正解なのか。「隣の芝生は青く見える」という言葉があるように、必ずしも転職が正解ではないパターンもあると思いますので、僕なりの考えを書きたいと思います。
目次
はじめに:転職=正解じゃないかもしれない
「転職したい。でも、本当にうまくいくのだろうか…」
今の職場にモヤモヤを感じると、どうしても「転職」が頭に浮かびますよね。私も何度もそう考え、転職サイトを眺めたり、エージェントに登録したりしていました。
でも、実際に調べてわかったのは、「転職=成功」という単純な話ではないということです。特に大手企業に入りたいと思っても、現実はそう甘くありません。
この記事では、「転職する前に、社内でどこまでキャリアを築けるか?」という視点を持つ重要性について、自身の経験をもとに解説します。
転職=成功とは限らない現実
大手企業の中途採用は想像以上にハードルが高い
多くの人が「大手に転職すれば給料も上がるし、環境も良くなる」と思いがちですが、実際は以下のような壁があります。
- 新卒と中途で待遇が違う
多くの大手企業は新卒一括採用が基本。中途採用者は年齢やスキルに関係なく、新卒より低い給与からスタートすることも珍しくありません。 - 中途枠そのものが少ない
特に人気企業では中途採用の枠が狭く、競争率が非常に高いです。 - 思ったようなポジションに就けない
たとえ入社できても、裁量権がない部署や専門性が活かせない業務に配属されるリスクもあります。
これらを知らずに転職してしまうと、「思っていたのと違った」と後悔してしまうかもしれません。
まずは「社内」でキャリアを最大化しよう
私はこう考えるようになりました。
「まずは今の会社でどこまでやれるか、徹底的にやってみよう」と。
ここでは、実際に私が実践してきた「社内キャリア戦略」をご紹介します。
① 社内市場価値を高める
社内における評価も“市場価値”です。具体的には以下のことを意識しました:
- 上司や優秀な同僚の思考・行動を徹底的に真似する
- インプットを習慣化(例:「0秒思考」を3年以上実践)
- 新しいプロジェクトに積極的に手を挙げる
結果として、「あいつに任せれば面白くしてくれる」と期待されるようになり、業務の幅も広がりました。
② 異動で環境を変える選択肢もある
「今の仕事が向いていない」と感じても、社内異動でキャリアをリスタートできる可能性があります。
- 上司や人事に「やりたい仕事」をはっきり伝える
- 成長産業・部署への異動を視野に入れる
- 経験を重ねておくことで、異動の希望も通りやすくなる
異動を使いこなせば、“転職しない転職”のような効果も得られるんです。
③ 副業・社内プロジェクトで「転職っぽい」の経験を積む
転職しなくても、新しい挑戦はできます。たとえば:
- 副業で外の世界を体験する
→ ブログ運営、ライティング、コンサルなど - 社内で新しい仕事に挑戦する
→ 新規事業、改善プロジェクトなど
こうした経験は、将来の転職時にも“武器”になりますし、自分の価値を客観視する良い機会になります。
限界を感じたとき、転職は「攻めの一手」になる
もちろん、今の会社でやり切っても限界を感じる瞬間はあります。そのときに初めて、自信を持って転職活動ができるようになります。
- 実績やスキルを証明できる
- より良い条件での転職交渉が可能
- 転職エージェントのサポートを受けやすい
“社内で勝負した後の転職”は、成功確率が格段に上がるんです。
まとめ:まずは「今の会社でどこまで行けるか」を試そう
- 転職は選択肢のひとつだが、成功が保証されているわけではない
- 今の会社でキャリアを積むことで、意外な道が開けることもある
- 異動や副業を活用して、経験値を高めよう
- 最終的に限界を感じたとき、満を持して転職すればいい
🎯こんな人におすすめの記事でした:
- 「転職すべきか悩んでいる」
- 「社内でのキャリアに限界を感じている」
- 「今の会社で頑張る価値があるか知りたい」
あなたのキャリアは、まだまだ広がる
転職は悪ではありません。でも、今の会社でやれることをやり切ってからでも、遅くはないはずです。
「転職するべきか迷っているあなた」へ、
まずは一度、自分の“社内キャリア戦略”を立ててみてください。